【S14最終1212位 レート1919】vsBIG6!対面アシレカミカイリュー

【自己紹介】

はじめまして、イノカシラと申します

読んでくれてありがとうございます

ポケモンSVから対戦を始めて、まだまだ発展途上の4桁民です

ポケモンSVランクマッチS14で目標の最終3桁には届かなかったものの、考察自体には自信があったので記事にしようと思いました

周りにポケモン仲間がいなくて寂しいので

X(旧twitter)のアカウントhttps://x.com/wv44u

で気軽に声かけてくれると嬉しいです

 

【目次】

 

【並び】

 

 

【構築経緯】

S14でレギュレーションFとして期待の新ポケモンたちがたくさん解禁されましたが、シーズン終盤はいわゆる〈BIG6〉と呼ばれる使用率トップ6のポケモンたち

で組まれた構築とその派生構築が多くなると予想し

このBIG6構築に対して、あらかじめ【選出】【プレイング】を決めて、再現性のある勝ちパターンを用意すれば勝率があがると考えました

 

再現性のある勝ちパターンを用意するのに、サイクル構築だと安定行動を逆手にとった読み合い(非テラスつっぱ、とんぼ読み居座り、釣り交換、交代読みの技選択など)が発生してプレイング勝負になることが苦手で、自分のプレイングスキルに自信がないこともあり、交代の選択を考えなくていい〈対面選出〉を用意したいと思いました

 

対面選出をするのにあたって、vsBIG6対面最強ポケモンをレギュEの構築記事を読み漁って探したところ

 

・鋼テラススケショ神速アイへけたぐりカイリュー

・耐久振りSブースト挑発瞑想ハバタクカミ

が強そうだと思い、この2匹から組み始めました

 

対面選出の都合上〈初手の出し負けをしない〉必要があったので、テラス込みでサーフゴー以外に出し負けをしない、上記の型のカイリューを初手に出すパターンから勝ちルートを模索しました

 

カミカイリューと適当な4匹を色々試しながら潜っていると、相手のBIG6側の初手は炎オーガポンかスカーフ水ウーラオスかSブーストハバタクカミが多いと感じました

 

理由はおそらく、こちらの初手に眼鏡ハバタクカミが出てきて不利対面を作ってしまうとBIG6側は受け出しができないので、試合のテンポを取られてしまうからだと思います

 

そういった相手の初手の傾向でいえば、〈初手スケショカイリュー〉はかなり強い寄りでしたが、懸念点も多かったです

 

実際に感じた懸念点は

 

1.b4振りスカーフ水ウーラオスに対してスケショ5ヒットしないと神速で倒せず、アイススピナー2回で倒されてしまう

 

2.ハバタクカミにテラスを強要されるので、裏にテラス依存のポケモンを選出できない

 

3.カイリューミラーが怖い

 

2に関しては補完のポケモンで対策できそうですが、1と3に関しては運と噛み合いなので、初手スケショカイリューはスケショの命中率もあって博打だなと感じました

(余談ですが、スケショカイリューのnnをバクチウチにしました)

 

そのなかでも特に3のケアはかなり重要なことだと思います

 

そこでスケショカイリューに代わる初手ポケモンを探しましたが、そもそも〈炎オーガポン、スカーフ水ウーラオス、ハバタクカミの3匹にテラスタルなしで有利〉を満たすポケモンは存在しませんでした(結論)

 

とりあえず色んなポケモンを試すしかないなか、もっとも感触が良かったのが

 

控えめcs襷アシレーヌです

レギュF解禁ポケモンの1匹であるアシレーヌは優秀な複合タイプと高い特攻種族値でテラスタルに依存せずウーラオスやパオジアンに強い点、アンコールの存在でステルスロックや積み技を牽制できる点、先制技アクアジェットで対面性能が高い点が評価できます

ブーストエナジーハバタクカミのムーンフォースも大体2耐えするので、アクジェ込みで殴り勝てます(ムンフォcダウンは非考慮)

よって初手アシレーヌは初手スケショカイリューの懸念点2を解決してます

 

しかし炎オーガポンには勝てません

 

対面構築の考え方で、〈先発ポケモンが負けること〉はあってはならないですが、 vsBIG6に関しては悪い流れでもないという〈アイデア〉を思いつきました

 

それが〈激流うたかたのアリア〉で炎オーガポンをカイリューの神速やハバタクカミのシャドーボール圏内まで〈削る〉ことです

 

BIG6構築はハバタクカミの一貫があり、その対策を炎オーガポンに任せてる節があります

 

たとえ出し負けたとしても炎オーガポンを削り、死に出しカイリューの神速で倒せば、実質テラスありの2対2の状況に持ち込めます

(神速読み交代をされることはありますが、交代されることで受けるデメリットはゴツメに触れてマルスケを失う場合くらいで、BIG6のゴツメ持ちはカイリューがメジャーなので相手のカイリューマルスケを潰せたことと、相手のカイリューがゴツメ型という情報を得たことはむしろアドバンテージだと考えてます)

 

2対2の方が3対3より起こりうるパターンが少ないので、安定択を選択しやすくプレイングミスが起きにくいと思います

下手くそプレイヤーの自分からすると、この状況は望ましいです

 

また相手の裏には炎オーガポンがいないので、こちらのハバタクカミが通りやすいです

 

初手が炎オーガポンの場合、この流れはほぼ100%再現されました(草技切りオーガポン1回)

なぜなら相手視点で有利になる流れであること、オーガポンはテラスが固定なので、耐性テラスされることなく激流うたかたのアリアで確実に削ることが可能だからです

 

この考え方からvsBIG6選出を

 

初手アシレ+カミカイリューと決め、構築の軸にしました

 

とはいえ、あくまで2対2の状況になっただけで勝利に近づいてるわけではなく、結局やってることが〈3対3初手スケショカイリュー〉から〈2対2初手スケショカイリュー〉になっただけともいえます

結局、初手スケショカイリューの懸念点1と3に向き合う必要がでてきました

 

しかし実際は違います

それは

 

相手はカイリューを見てから2体目を選出できる

 

という点です

 

デメリットのように聞こえますが、ひとつメリットがあります

それが

 

相手はできる限りスケショカイリューvsカイリューのリスクを自分から避けるはず

 

という点です

〈はず〉とつけたのは、どうしても相手依存の考え方だからですが、個人的にはかなりの共感が得られる推論だと思います

 

もしこの推論が正しければ、上で挙げた初手スケショカイリューの懸念点3を解決できると考えました

というのは、相手が2体目にカイリューを選出しカイリューミラーが起きた場合、相手のカイリューがスケショ型であるパターンを除外することができ、こちら側のカイリューがスケショを選択して裏目になる相手の行動は

・フェアリーテラス+電磁波→アンコール

・フェアリーテラス+竜舞→アンコール

にまで絞れます

フェアリーテラスの竜舞アンコ型はかなり数の少ない型なのでこのパターンは除外するとして、フェアリーテラス電磁波アンコ型だった場合を考えます

現環境でフェアリーテラス電磁波アンコ型といえば、渦アンコカイリューです

渦アンコカイリューには挑発瞑想ハバタクカミがめっぽう強く、フェアリーテラス電磁波まで見えた段階でハバタクカミに交代し、2連電磁波を選択さえされなければ、逆に起点にできると考えました

 

よって初手スケショカイリューの懸念点3を解決してます

 

次に懸念点1についてですが

2対2の状況でスカーフ水ウーラオスカイリューが突破されたとしても、裏のハバタクカミ圏内にまでは削れているので、最低限ハバタクカミで1対1にまで持ち込むことができ、カイリューで突破できる可能性も考慮すると、スケショが安定行動といえます

 

よって懸念点1も解決してます

 

以上の考察から

 

2番手カイリューが対面突破率が高いと結論づけました

 

ちなみに、今回のカイリューの型は明確にサーフゴーに出し負けますが、BIG6構築のサーフゴーは特定の構築への崩し枠であることが多いと思っていて、〈変なポケモン〉を採用しなければ選出されないと考え、選出されるパターンを切りました(間違ってたらすいません)

またサーフゴーが選出される場合はカイリューとセットになると思うので、スケショ連打で〈こだわりトリック→カイリュー引き〉を牽制しながら裏のハバタクカミ圏内に入れることを狙います(1回選出され、自己再生もってて頭抱えた、普通に負けた)

 

これまでの考察で決めた〈選出〉〈プレイング〉でこちらが敗北するルートは基本的に

 

最後にハバタクカミが1対1で敗北する

 

にまで帰着できます

 

しかしハバタクカミに強い炎オーガポンを先に倒してるので

 

3番手ハバタクカミも対面突破率が高いと考えられます

 

以上の考察に基づき

vsBIG6の〈選出〉〈プレイング〉を固定し、安定した勝率を出そうと決めました

 

 

あとは補完ポケモンですが、できるだけ初手炎オーガポンを誘うように選びました

型に関してはBIG6以外の構築、特に軸で苦手なサイクル構築に投げる想定です

 

まずはディンルー

ディンルーカイリューの並びで初手ディンルーをチラつかせ初手炎オーガポンを呼ぶ狙いです

ディンルー、ハバタクカミ、アシレーヌを見せれば、さすがに初手炎オーガポン率は100%でした

 

次にパオジアン

サーフゴーを牽制する枠です

カミカイリューランドロスカバルドンがいると選出しにくいので、裏の水タイプごと破壊できるオボンの実剣舞電気テラバ型にしました

 

最後はブリジュラス

毒菱を踏まない枠がほしくて採用しました

 

以上で、構築が完成しました

 

【個体解説】

アシレーヌ@きあいのタスキ

性格:ひかえめ

特性:げきりゅう

テラスタイプ:水

努力値:c236 d20 s252

技:うたかたのアリア/ムーンフォース/アクアジェット/めいそう

 

〈調整意図〉

S:準速

HD:瞑想1積み後、c特化シルクガチグマのノマテラブラム+真空波14/16耐え

C:できるだけ高く

  +1等倍激流アリアでh207d113ガチグマ(イーユイのオバヒ15/16耐え)が11/16で瀕死

 

〈解説〉

炎オーガポンを誘って削る枠

アンコールを覚えるだけで偉く、ステロ撒きに圧をかけられる

激流アリアが強い、身代わりを張ったツツミも乱数で倒せる

テラスタイプは超火力を夢見て水にしたが、テラスを切る機会がなかったのでキノガッサやチオンジェンに強く出られる草がいいと思った

フェアリータイプが強く、アシレカミカイリューと選出したとき相手のカイリューがスケショを打てるタイミングがカイリューミラーのみになるのでスケショカイリューに捲られない

何試合も炎オーガポンにしばかれる姿を見ながら「ナイス」と声かけた

 

カイリュー@いかさまダイス

性格:いじっぱり

特性:マルチスケイル

テラスタイプ:鋼

努力値:h4 a252 s252

技:スケイルショット/しんそく/アイアンヘッド/けたぐり

 

〈調整意図〉

パクリなので特になし

 

〈解説〉

対面最強枠

無難に強かったが、もっとvsBIG6をメタった型でもよかったかもしれない

初手スケショカイリュー議論を見て自分なりに解決したくなったこともあり、この型に囚われすぎていたと思う

ただ無難に強い、スケショ打ってるだけで試合が終わるときもある

ブリジュラスはスケショカイリューの天敵だが、アシレカミのドラテ無効特殊2体のゴリ押しで意外となんとかなった

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

性格:おくびょう

特性:こだいかっせい

テラスタイプ:ゴースト

努力値:h132 b252 c52 d4 s68

技:ムーンフォース/シャドーボール/ちょうはつ/めいそう

 

〈調整意図〉

HB:a200ウーラオスの水流連打が最大ダメージ以外耐え

S:最速オーガポン+2

C:あまり

  ゴテラシャドボがh187オーガポンに中乱数2発

  ゴテラシャドボで無振りツツミが10/16で瀕死

 

〈解説〉

エース枠

炎オーガポンにも最低限戦えるようにテラスタイプをゴーストにしてシャドーボールの火力を上げた

神速耐性を保ちながらシャドーボールの火力も上げられるのが強い

挑発+瞑想でポリ2やドヒドなどの受けポケに強めだが、受け側も対策してて上手く使いこなせなかった

ハバタクカミミラーはほとんど上を取られたので、調整は変えるべきかもしれない

構築のコンセプトのせいで、ラス1タイマンをはりまくった我が校の番長

 

ディンルー@とつげきチョッキ

性格:いじっぱり

特性:わざわいのうつわ

テラスタイプ:毒

努力値:h20 a252 b36 d4 s196

技:じしん/しっぺがえし/がんせきふうじ/じわれ

 

〈調整意図〉

S:実数値90 100%ハッサムの上をとれた

A:特化

耐久はなんでこう振ってるか忘れた

 

〈解説〉

ラティハッサム対策枠

ハッサムがいるとハバタクカミを通しにくいので、読めないところから予想外の速さと火力でハッサムを削り、hp管理を失敗させ、ハッサムのクッション性能を奪う役割

カタストロフィでも同じことができるが、地震で倒しにいく選択を取れるのが強い点

トリックしにきたラティオスとサーフゴーにしっぺ返しするのが気持ちいい

ラティハッサム戦はテラスタルのタイミングを見極める必要がある

毒テラス+地割れで受けにも強くでられるが、グライオンがきつかった

 

パオジアン@オボンの実

性格:いじっぱり

特性:わざわいのつるぎ

テラスタイプ:電気

努力値:h68 a236 b4 d4 s196

技:つららおとし/テラバースト/つるぎのまい/こおりのつぶて

 

〈調整意図〉

HB:a200ウーラオスの水テラ水流連打オボン込み耐え

S:最速オーガポン+2

A:できるだけ高く

 

〈解説〉

ランドウーラ(アシレ)を破壊する予定だった枠

hdランドがカミカイリューだとキツかったので採用したが、ランドウーラ相手にはずっとジャンケンしてる気分でムカついた

オーガポンより速いのでvsBIG6でカイリューの代役もできる

ブリジュラス意識で剣舞→聖剣もアリ

初めてちゃんと使ったが、ホントに運勝ちすることがあって使い得ポケモンだと思った

 

 

ブリジュラス@たつじんのおび

性格:ひかえめ

特性:がんじょう

テラスタイプ:ゴースト

努力値:b4 c252 s252

技:りゅうせいぐん/ラスターカノン/10まんボルト/ボディプレス

 

〈調整意図〉

csぶっぱ

10万:hdドヒドイデ高乱数2発

流星群:h4カイリューマルスケ込み3/16で瀕死

ボディプ:b252ハピナスに約5〜6割ダメージ

 

〈解説〉

毒菱無効かつ受けループ対策枠

ハピラキに当たってないのでわからないが最近のハピラキのテラスは悪じゃないと思うので多分機能しない

テラスは地球投げ対策のゴースト

対ヘイラッシャ性能は高く、地割れに怯えずあと投げできるのが偉いと思う

ブリジュラスをサーフゴーで見る流れがあったので入れない方がよかった説もある

個人的には流星群→悪の波動で使ってたときもあったのでサフゴで見るのは疑問派

こいつもグライオンがキツかった

    

【選出】

〈基本選出〉アシレ+カミ+カイリューorパオorディンルー

〈vsBIG6〉アシレ+カミ+カイリュー

〈ドヒド入り〉ディンルー(毒)+ブリジュラス+カイリューがメイン

〈受けル〉ブリジュラス+なんか

 

カイリューとパオジアンとディンルーはテラスを使った時が1番強いので、なるべく同時には選出しない

・刺さってる相手には初手スケショカイリューをバンバン出した

 

〈キツいポケモン

アローラキュウコン:挑発カミでしか展開を止められない

壁+水ラオス:+2水流連打でアシレーヌが飛ばされる

カバルドンラグラージ:だいたい誰かを寝かす流れになってしまう

グライオンアシレーヌにドヒド投げが安定なので崩せない

エンテイ:後発からカミを止めにくるのでアシレーヌを温存する立ち回りが求められる

サーフゴー:vsディンカイサーフはカイリューよりパオジアンを出すべきだった

 

【感想】

 

クソ長いし読みにくい文章を最後まで読んでくださりありがとうございます

何か質問等あればXで気軽に声かけてください

終戦を勝てば目標の最終3桁に届きそうでしたが、敗北して撤退しました

SVからポケモン対戦を始めて、こんなにも真剣に取り組んだのは初めてです

寝る前も仕事中も合間合間で考察をして練った作戦が上手く通る瞬間、楽しかった

結果は目標達成とはなりませんでしたが、敗因のすべては僕の選出とプレイングが原因だと思います

感じる成長、発展途上

まだ見ぬ高みへ